2013年09月10日

防災・防犯まちづくり(2013)

防災・防犯まちづくり
『命を守るための防災活動発表会&防災「地産地消」展』



8/31()

≪開会式≫


震災から命を守る会 理事長 臼井 康浩 挨拶



会場前から集まってくださった参加者の皆様


≪1階受付の様子≫






防まちくま男 大パネル


≪展示ブース生中継インタビュー≫


リポーター 和歌山大学 勝田 千尋


9/1()

≪閉会式≫


防災・防犯まちづくり運営委員会 委員長  増馬 諒 挨拶






◎命を守るための防災活動発表会


⇒8/31()の詳細はこちら
⇒9/1()の詳細はこちら



◎防災「地産地消」展


⇒8/31()、9/1()両日の詳細はこちら




◎防災・防犯まちづくり運営委員会


和歌山大学生が「防災・防犯まちづくり運営委員会」として今回のイベント運営に携わらせていただきました。
至らない点も多々あったと思いますが、春から進めた準備や当日の運営全般を精一杯務めました。
ご来場いただいた方をはじめ、お世話になった皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。




  


2013年09月10日

防災・防犯まちづくり(防災「地産地消」展)

防災・防犯まちづくり
『防災「地産地消」展』(1階展示ホール)


8/31()9/1()
10:00~17:00

1.防衛省 自衛隊和歌山地方協力本部 様



2.気象庁 和歌山地方気象台 様



3.株式会社 オーシャンライフ 様



4.株式会社 シェルター 様



5.和歌山大学 レスキューロボットプロジェクト

 

6.株式会社 タジマ工業&株式会社 三吉商店 様



7.東日本大震災によって和歌山に避難されてこられたみなさんのブース



8.イズミ企画 様



9.日本赤十字社 和歌山県支部 様



10.一般社団法人 和歌山県損害保険代理業協会 様



11.和歌山大学 紀伊半島における災害対応力強化プロジェクト



12.学生 防災・防犯活動ブース



13.一般社団法人 和歌山県エルピーガス協会 様



14.新日本予防 株式会社 様



15.株式会社 アークス ウォーカーステーションTV(WSTVスマイルスタジオ) 様



16.NHK 和歌山放送局 様



17.有限会社 マルヤスデンキ 様



18.串本町役場 水道課 様



19.株式会社 カワ&株式会社 番茶屋 様



20.東洋ライス 株式会社 様



21.有限会社 濱出工業 様



◎和歌山市消防局様の「地震体験車」





今年もたくさんの企業、団体様に展示をしていただきました。ありがとうございました。

足元の悪い中、小さな子供からお年寄りまで、幅広い方々に足を運んでいただきました。

参加者には、楽しみながら防災についての知識を深めていただけたと思います。



  


2013年09月10日

防災・防犯まちづくり(防災活動発表会9/1)

防災・防犯まちづくり
『命を守るための防災活動発表会』(9階A会議室)


9/1()

4.11:00~
救援・災害派遣
「自衛隊の災害・防災対策」



防衛省 自衛隊 和歌山地方協力本部 本部長 「青木 泰憲 氏」

内容:東日本大震災における自衛隊の災害派遣数は計105800名であり、内訳は陸軍自衛隊70800名、海軍自衛隊14200名、空軍自衛隊21600名であった。自衛隊の被災地での業務は主に入浴支援、音楽による慰問、家族支援等、救援物資の荷分け配分、物資等輸送支援、行方不明者捜索に伴う瓦礫撤去の6種類に及ぶ。中でも、行方不明者捜索における瓦礫撤去作業は緊急性を要するものであり、常時活動する自衛官に加えて、予備自衛官も東日本大震災の際は配属されるほど、被害が甚大なものであった。
 青木氏は自衛隊の在り方についても講じており、「我々自衛隊は、日向にでて称賛されることを望んではいけない。ただ無欲に被災者を助けることに遵守し、死を覚悟して業務を行うべきである」とのこと。自衛隊はサッカーでのゴールキーパーで、「日本国家の治安保持のための最後の砦として平時の訓練から緊張感を持ち行動する所存であります」という言葉で締めくくった。




5.13:00~
救命・救急医療
「災害時の医療と病院の役割」



和歌山県立医科大学 救急集中治療部 高度救命救急センター長 教授 「加藤 正哉 氏」

内容:災害医療は、「限られた医療資産の中で、最大多数の傷病者に最善を尽くす」ことが基本理念である。
 平時の医療では、医師の需要量<医師の供給量であるが、一方災害時の医療では、医師の需要量>医師の供給量となり、一人の医師が多数の患者を診なければならない。そのため、災害時の医師は「一人の命より、二人の命を重きに置くといった冷静な判断を行わなければならない」
 災害医療の評価尺度は、回避できていたはずの死亡数/被災者で図ることができ、その死亡数を限りなく減らすことが理想である。
 災害時により円滑に治療を行うためにも、医者は南海トラフ巨大地震に備ええ、日頃から災害時の医療についてシミュレーションしておく必要性があると同時に、一般の方も致命的な傷を避けるために「自助」について意識して貰いたい。




6.14:00~
救命・救急搬送
「災害時の救助活動の実態」



和歌山市消防局 警防課 副課長 (消防司令長) 「和田 清 氏」


内容:阪神淡路大震災、東日本大震災の際における消防隊の救出活動や、被災者の死亡原因などのデータを和田氏は詳細に公表した。
 阪神淡路大震災では6434人、東日本大震災では。20000人の死亡者数が記録されており、災害時の死亡原因として、地震発生後約14分後には91.9%の被災者が既死状態に陥り、「救出による救命率は極めて限られている」とも加藤氏は述べていた。
 救出された人々の救出方法の割合は、「自助」「共助」の割合は98%、救助隊は1.7%になっており、「救命率を上げるためには、被災現場に最も近い人が積極的に助け合うことが必要である」とのこと。
 以上の事により、今後の課題として、消防職員の安全確保の必要性についての周囲の理解、住民が自らの手で可能な自助の力を強化促進することが課題である。




7.15:00~
東日本大震災 復興支援
「東日本大震災 復興支援岩手県大槌町の現状と課題」



社会福祉コミュニティ総合事務所 代表・和歌山県健康生きがいづくりアドバイザー協議会 事務局長さわやか福祉財団インストラクター近畿ブロック事務局長・NPO法人和歌山保健科学センター理事長 「市野 弘 氏」


内容:市野氏は岩手県大槌町の復興方針について、「ふれあい、ささえあい、たすけあい」の三点を述べていた。東北大震災が起こり、大槌町建物は崩壊し、物はなにもなくなった。しかし、東北の人々は立ち直りが早く、震災から三か月しか経過していないにも関わらず、被災地で「パラソル喫茶」という喫茶店をオープンし、東北に活気を与えている。また、「新生おおつち」という住民団体を立ち上げる等、復興に向けて一致団結して歩き始めている。
 市野氏の講演は、アクティブラーニングの形式をとっており、講演を聞いていた人たちも様々な地位の人になりきって、防災ついての考えを客観的に考えた。講演会を聞いた後の人達は、「防災についての考え方は土地柄や境遇等、その人が置かれている環境について変わっていくものであるのだなと感じた」や、「防災について深く考えさせられた」と述べており、皆講演会の内容の濃さに圧倒されているようだった。








≪会場風景≫


1日目に引き続き、多くの発表をすべて聴講する参加者もおられました。

4人の先生方、貴重なお話をありがとうございました。


  


2013年09月10日

防災・防犯まちづくり(防災活動発表会8/31)

防災・防犯まちづくり
『命を守るための防災活動発表会』(9階A会議室)


8/31()

1.11:00~
防犯・治安対策
「男女共同参画の視点からの防災・防犯対策‐東日本大震災被災地における女性等の悩み・暴力相談事業の現場から‐」



内閣府 男女共同参画局 推進課 暴力対策推進室 暴力対策調査係長 「岡本 葉子氏」

内容:阪神淡路大震災での、女性の死亡者数は、男性の死亡者数より1000人も多い。この原因として、男性の女性に対する、性的暴力、身体的暴力が原因の一部である。また、震災後の復興の方針など決める際の地方防災会議では、男性の参加者がほとんどであり、女性の意見が反映さる機会がなかった。偏見した考え(女性は家事洗濯、男は仕事といった)を持った男性の考え方を変えていかなければならない。
 被災地では「それぞれの特性を生かした災害時の役割分担が重要」であり、そのためにもより女性の防災への関与が不可欠である。
 男女共同参画センターでは、女性だけで会議を行う機会を設け、従来の参加者のほとんどが男性という地方防災会議の際に反映されなかった女性の意見を出来るだけ反映させようと現在も活動を続けている。




2.14:00~
防災・減災・復興
「台風12号からの復興と南海トラフ巨大地震への備え」



和歌山県 新宮市市長 「田岡 実千年 氏」

内容:新宮市は和歌山県の紀南に位置し南海トラフ大震災での甚大な津波の被害が予想される市である。新宮市長田岡氏は、「公助」、「共助」の両面からの防災対策を行っている。
 「公助」としては、津波の被害軽減のために、大浜堤防(2次防衛ライン)緑地の設置がある。これは、逃げる高台の確保と被災後の仮設住宅用地の確保を目標に設置されている。
 「共助」の強化方法としては、「若者を呼びこむことが、防災にもつながる」ことが挙げられる。「力強いふるさと振興」を基本理念に、地域活力を再生する手立てとして、田舎暮らしをしたいと考えている若者を集っての地域おこし協力隊という隊員を3名募集し、結果26名の応募者が集まった。しかし、あくまでも、「自分の身は出来る限り自分で守るべきである」というのが和田氏の意見であり、「自助」の強化こそが最重要なのである。



3.15:30~
紀伊半島豪雨 復興支援
「学生の被災地支援活動‐紀伊半島豪雨災害から始まるFORWARDの取組み‐」



和歌山大学 災害ボランティアチーム FORWARD 
代表 「中村 勇太郎 氏」


内容:和歌山大学観光学部3回生の中村勇太郎氏は、昨年から現在まで行っている活動として3つの活動の報告をした。災害ボランティアチームFORWARDの活動としては、①災害ボランティアバス②写真修復プロジェクト③近露基地道補修ボランティアの3つが挙げられる。
 ①の災害ボランティアバスでは、和歌山県の新宮市、岩手県の釜石市の二県を訪れ、震災被害者の座談会や、震災により荒れた道路の補修を行った。
 ②の写真修復プロジェクトでは、震災により汚れてしまった写真を、修理、加工を行い、きれいな状態で所持者に渡した。この写真プロジェクトは、「現地に行かなくても行えるボランティア」という新しい形のボランティアであり、「平時的に災害ボランティアを行っていきたい」という中村 勇太郎氏の思いが詰まったプロジェクトである。
 ③の近露基地プロジェクトでは、空き家を宿泊施設にし、それを起点として和歌山県南部の道の補修を行った。空き家を放置することにより起こる建物の老朽化を防ぎ、震災後の建物の崩壊という二次災害も防ぐことも、このプロジェクトの目的である。





≪会場風景≫




参加した方々は熱心に聞き入り、積極的に質問する姿も見られました。

3人の先生方、貴重なお話をありがとうございました。



『命を守るための防災活動発表会』9/2()へと続きます。


  


2013年09月02日

防災・防犯まちづくり 

◎ご報告

 災・防犯まちづくり『命を守るための防災活動発表会 & 防災「地産地消」展』は
盛況に終了することができました。ありがとうございました。

 お足許の悪い中、ご来場いただきました皆様、ご協力下さいました皆様、後援して下さいました皆様、
そして、ご参加いただいた企業・団体様、講師の皆様に、心より御礼申し上げます。

 近日中に当日の記録写真、データ等を当ブログにて公開致しますので、お楽しみになさって下さい。
 




                           平成25年9月3日月曜日 
                           特定非営利活動法人 震災から命を守る会
                           理事長 臼井康浩
                           和歌山大学生 防災防犯まちづくり運営委員会
                           委員長 増馬 諒

  


2013年09月01日

防災・防犯まちづくり 

◎開催のお知らせ

おはようございます。
昨日は強風の中、たくさんの皆様にご来場いただき、
ありがとうございました。

本日も 防災・防犯まちづくり『命を守るための防災活動発表会
& 防災「地産地消」展』を開催致します。


災「地産地消」展 は 午前10時より、午後5時まで開催しております。

を守るための防災活動発表会は、
・11:00~12:00  救援・災害派遣 「自衛隊の災害・防災対策」
防衛省 自衛隊 和歌山地方協力本部 本部長 青木 泰憲 様

・13:00~14:00  救命・救急医療 「災害時の医療と病院の役割」
和歌山県立医科大学 救急集中治療部 高度救命救急センター長 教授 加藤 正哉 様

・14:00~15:00  救命・救急搬送 「災害時の救助活動の実態」
和歌山市消防局 警防課 副課長(消防司令長) 和田 清 様

・15:00~16:30  東日本大震災 復興支援 「東日本大震災 復興支援 岩手県大槌町の現状と課題」
和歌山県健康生きがいづくりアドバイザー協議会 事務局長
さわやか福祉インストラクター近畿ブロック 事務局長  市野 弘 様

以上 4つの発表会を行います。ビッグ愛9階A会議室に ぜひ お越し下さい!!!

皆様のご来場をお待ちしております。




                           
                           平成25年9月1日日曜日 午前7時30分
                           特定非営利活動法人 震災から命を守る会
                           理事長 臼井康浩
                           和歌山大学生 防災防犯まちづくり運営委員会
                           委員長 増馬 諒